学院長メッセージ
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学院長 関谷 道夫

皆様へのメッセージ

培ってきたものの上に新たなチャレンジ!

本学院は、現場で役に立つ「保育士」「幼稚園教諭」「介護福祉士」を養成する!という明確な目標をもったキャリア教育の専修学校です。
昭和17年に創設された本学院は、保育士養成校としては県内でもっとも歴史のある学校です。県内外の保育所や児童福祉施設等で、多くの卒業生が活躍しています。
長い歴史を刻んできた本学院は、平成27年度から『大阪芸術大学短期大学部』と教育連携し、大きく飛躍します。
①「こども学科」に名称変更
② 幼稚園教諭二種免許状も取得可能に
③ 大阪芸術大学短期大学部卒(短期大学士)に
「子ども・子育て支援新制度」「少子高齢化」など、時代の変化を的確にとらえて、本学院の体制も大きく変わります。教育内容も大きくグレードアップしました。

2年間のこども学科で、「保育士」と「幼稚園教諭」の2つの資格を取得することができます。さらに、もう1年「介護福祉科」に在籍することによって「介護福祉士」の資格を取得できます。
子どもの育ちや成長を見守る「保育士」、人の人生に寄り添う「介護福祉士」!いずれも社会的に極めて意義のある使命感を持てる仕事です。多くの苦労はあっても、それを上回る多くの喜びや幸せを見つけることができます。幼い子ども達から「先生大好き!」「先生のようになりたい!」と言われる、お年寄りから「長い間お世話になったね。ありがとう!」と感謝される。その時の喜びは、苦労を上回るこの上ないものです。

「保育士」「幼稚園教諭」「介護福祉士」のダブル又はトリプルの資格取得は、目まぐるしく変動する社会情勢の中で、安定した生活・雇用を確保する上で、大きな「強み」となり、就職の幅を各段に広げます。
近年、急激な少子・高齢化社会の到来や女性の社会進出などにより、「保育士」はもちろんのこと、「介護福祉士」の需要が急速に高まり、県内外からの求人が著しく多くなっています。昨今は介護福祉士の給与水準も安定し、正規職員採用などの待遇改善が図られていることから、介護福祉科に進学し、「保育士」「幼稚園教諭」とともに「介護福祉士」のライセンスを取得することを推奨しています。
保育・介護を担う専門的人材・対人援助職は、ますます社会から求められることが予想されます。
本学院は、開学から70年を越す実績と、各界で活躍する卒業生や施設関係者の御尽力により、景気の変動にかかわらず、14年連続で就職率100%の安定した就職実績を残しています。
一生ものの「資格」が輝く、新しい自分に向ってチャレンジしていきましょう。
写真/4月28日大阪芸大との調印式

4月28日 大阪芸大との調印式

歴史と伝統と緑の環境の中で!

本学院は、弘前市保存緑地第1号の『遑止園』(大正天皇が偕行社に宿泊したときに命名)の中にあります。国の重要文化財に指定されている『旧弘前偕行社』はこの遑止園の中にあります。
旧弘前偕行社は、九代藩主津軽寧親公の別邸・庭園跡地に、明治40年、旧陸軍第8師団の将校の社交場、親睦・厚生施設として建設されたものです。建物の中は、高い天井、漆喰壁、腰板、シャンデリア、暖炉など、100年を経過した今でも、当時の面影をよく残しています。
旧弘前偕行社は、時の移り変わりを眺めながら、戦前は、「軍都弘前」の象徴として、高級将校やその家族・関係者が集う社交場として、戦後は、「学都弘前」の象徴として、弘前厚生学院の学舎・子どもたちが歓声をあげて走り回る保育舎として活用されてきました。
そっと耳をすませると、軍服を着た将校たちの闊歩する足音や、ここで学んだ看護婦・保健婦・保母の卵達の囁きや、幼い子どもたちの歓声が、高い天井に反射して聞こえてくるような気がします。
旧弘前偕行社や緑豊かな遑止園の園庭は、これまで、入学式・卒業式、体育の授業、よさこいの練習などに日常的に使用され、愛されてきました。
古い建築物や庭園から漂ってくるセピア色の香りは、本学院の学生の心身の健康を育み、夢に向かって歩んでいる学生たちを、静かに見守り、応援しています。
写真/弘前厚生学院の庭での授業

校庭での授業

旧弘前偕行社を百年後の子ども達へ!

旧弘前偕行社の建物は、百年以上を経過し老朽化が顕著になっているため、平成25年度から平成29年度まで大規模な保存改修工事を行っています。全国的にも、建物と敷地とが一体となって、当時のまま残っているのは旧弘前偕行社しかありません。重要文化財の多い弘前市の中にあっても、これだけの大規模な歴史的建造物は見当たりません。
昨年、冨岡製紙場などと同様に「近代化遺産」としても認められました。
多額の財政負担という課題はありますが、国・青森県・弘前市からの御支援を受けて、弘前の地に旧弘前偕行社を残すことを決意しました。単に、本学院が利用する学校施設という観点ではなく、津軽寧親公の別邸、「名山名士を出す」の陸羯南が薫陶をうけた場所、旧陸軍第8師団の将校の社交場、弘前女子厚生学院の学舎・みどり保育園の園舎など、それぞれの時代に有効活用されてきたこの歴史的建造物・庭園を、百年後をデザインしながら、未来の子ども達のために残したいと思います。
これは本学院の理念『愛と奉仕のみち』と軌を一にするものです。
写真/旧弘前偕行社の集会室

旧弘前偕行社の集会室

津軽の空に舞う「厚生のよさこい」

こども学科に入学した1年生は、毎年6月に開催される「よさこい津軽」に出場します。15年間連続して出場しています。
先輩たちに「本学院で一番印象に残っていることは何か?」と聞くと、誰もが「よさこい」を上げます。
まだ慣れない学院生活の中で、仲間と衝突したり、逆に助けられたりしながら、土手町で演舞する晴れの日まで、特訓を重ねることになります。まったく踊ったことがない者、ぎこちない者、すべてを飲み込んで、2か月の間「泣き顔」と「笑顔」が交差します。
そして本番!よさこいを踊った後の達成感・成就感はこの上ないものです。これまで、まったく知らなかった者同士が、自然に一体感を抱き、本学院の学生になったことを強く自覚します。 (本学院のよさこいは、福祉施設のお祭りなどに招かれて、とても好評を得ています。)
写真/よさこい

よさこい津軽

弘前厚生学院の大きな願い!

本学院の願いはひとつです。
学生一人ひとりが笑顔で、選んだ道を確かな自信と揺るぎない信念をもって、ゆっくり着実にキャリアを積んでいくこと…
『どこかにあなたを待っている人がいます。どこかにあなたを必要とする場所があります。そして、将来に向かって努力するあなたを、暖かい眼で見守っている人がいます。』
『あなたには素晴らしい何かが潜んでいます。気付かない魅力がいっぱいあります。これらを引き出すような生き方をしていこう。』
これは小さな学校の大きなメッセージです。



岩木山に雪形が浮かぶ日に!
弘前厚生学院学院長
関谷 道夫
青森県臨床心理士会会長
青森県いじめ防止対策審議会委員
青森市子どもの権利擁護委員